| 
開催日時:2018年8月18日(土) 13:00-17:00開催場所:北海道大学大学院環境科学院 大講義室(2階D201室)〒060-0810 札幌市北区北10条西5丁目
アクセス:JR札幌駅から徒歩10分,または地下鉄南北線「北12条駅」から徒歩3分http://www.ees.hokudai.ac.jp/modules/query/access.html
参加費:無料(事前申し込み:不要)主催:日本魚類学会協力:北大CoSTEP  北海道は日本国内で最も自然が豊かであり,数多くの野生生物が生息している「自然の宝庫」と位置づけられている.しかし,秋に山一面を黄色く染めるカラマツや,スポーツフィッシングの人気魚であるニジマスなど,現在の自然の一部は外来種から構成されている.外来種の中には在来生態系に深刻な影響を与える生物も報告されているため,現状を正しく把握して,今後の生態系管理を考えることが重要である.本州においては,スポーツフィッシングで絶大な人気を誇っていたオオククチバス問題などがメディアで取り上げられ,外来種に関する議論が活発に行われてきた.これにともない,駆除も含めた外来種対策が進んでいる.一方,北海道は自然の許容量が高いためか,本州に比べると外来種に対する関心が低く,危機的な外来種への対策もあまり進んでいない.そこで本公開講座は,水辺の自然や環境の問題に関心を持つ一般市民に対し,生物多様性を脅かす外来種の最新の科学的知見および行政の取り組みを紹介し,外来種問題への関心を深めてもらうことを目的とする.<プログラム> 
第一部 外来種問題:最近の動向
講演1:本州からの侵略者・アズマヒキガエルの脅威を暴く岸田 治(北海道大学フィールド科学センター)
講演2:生態系を大きく改変する外来ザリガニ西川 潮(金沢大学環日本海域環境研究センター)
講演3:北海道の外来マスと上手くつきあうには長谷川 功(水産研究・教育機構北海道区水産研究所)
講演4:特定外来魚オオクチバスとブルーギルの侵入への対策の経緯と現状工藤 智(北海道立総合研究機構フェロー)
講演5:最近の外来種対策にみる今後の課題中井 克樹(滋賀県立琵琶湖博物館)
第二部 パネルディスカッションコーディネーター:小泉逸郎(北海道大学)・谷口義則(名城大学)問い合わせ:小泉逸郎(日本魚類学会自然保護委員会)〒060-0810 北海道札幌市北区北10条西5丁目
 北海道大学大学院地球環境科学研究院
 電話/FAX:011-706-2250/011-706-4954
 電子メール:itsuro@ees.hokudai.ac.jp
 日本魚類学会会長 細谷 和海 |